出来高病院で診療情報管理士の業務について
診療録管理体制加算、データ提出加算を算定するための業務をメインとして一人で働いています。
診療録管理体制加算の業務?
1.入院カルテの中身をPCに登録(データベース化)する。
データベース化にすることによって、様々な統計が出来るようになります。
入院カルテの中身を登録というのは、氏名・生年月日・主病名・手術などをしていないかチェックし、PCにデータを登録するということです。
2.疾病統計を作成する。
3.カルテの不備がないかチェック。
4.退院時要約作成しているかチェック。
これがすごく大変です。主病名のICDが正しく登録されているかをチェックしておかないと、有用性のあるデータにならないので厳重注意です。
また、手術のコードも登録しないといけないので早見表を見たりして登録しています。
郵便番号も漏れが多すぎる。
その中で病名がめちゃくちゃだったり、Dr,Nsのサインが漏れていたり、不備だらけのカルテをみたら・・・軽くめまいがしますから(笑)
そんなときは甘いものを食べています(笑)
データベースの精度を高めないと意味がない。
主病名や手術、処置名などを適当に登録していたら、信頼あるデータベースでしょうか。
誇りをもって疾病統計を作成できますか。また情報提供できますか。
出来ませんよね。
なので、ミス厳禁です。みんなから信頼されるような診療情報管理士になりたかったら、ミスをしないようにしておかなければなりません。
自分はミスをしないようにしていますが、それでも不安なので、他の人にも確認をお願いしています。
データベースの精度が低いと活用出来ないし、周りから信頼されない。
一つでも間違えると終わり。そこから這い上がるのは大変だと思う。
要はきちんと管理、登録すれば問題ないから。
その為、周りから信頼されるようにきちんとコーディングするように心がけて業務をこなしています。
疾病統計を作成
主病名をコーディング(ICD)
手術名登録
退院時要約(退院時サマリ)の作成率及び完成しているかどうかのチェック
カルテのアリバイ管理
などの業務がメインです。
データ提出加算の業務?
1.様式1、EF総合ファイル、Hファイルなど作成し総括して提出。
2.コーディング委員会
様式1というのは退院時サマリーのイメージとなるもので、たとえば主傷病名、入院の目的、手術術式、患者の氏名、年齢、郵便番号があり、匿名化された情報になります。
様式3というのは「施設調査票」で、医療機関別の病床数、入院基本料等加算算定状況等、地域医療指数における指定状況等の情報。
様式4というのは「医科保険診療以外のある症例調査票」で、全患者が対象。つまり自費のみによる出産、健康診断のための入院、労災保険のみの入院なども含め、すべての症例が対象。
EF総合ファイルというのは、診療報酬明細書情報。医科点数表に基づく出来高による診療報酬の算定情報で、匿名化された情報。
一番悩ましいのが、H28年から新たに追加になったHファイル!Hファイルは「一般病棟用の重症度、医療・看護必要度に係る評価票」
H28.10から必須らしいけど、どのように総括すればいいか不明。。。。誰か教えてください(-_-;)
追記;プリズム配布の無料ソフトをインストール。インストールしたソフトにデータを登録して総括し提出。(H29.4.20)
診療録管理体制加算に対する業務で精いっぱいなのに、データ提出加算の業務もしているので、毎日が残業なのです(-_-;)
けど、楽しくてやりがいのある仕事なので頑張れます(^^)
ある意味病気だろ?って先生につっこまれますが、、、、(笑)