DPC対象外患者、DPC対象病院の基準について

DPCの対象外患者について

下記については包括算定の対象外とされ、従来どおり出来高での算定となります。

(1)入院後24時間以内に死亡した患者または生後1週間以内に死亡した新生児

(2)評価療養または患者申出療養を受ける患者

(3)臓器移植を受ける患者
K014皮膚移植術(生体・培養)
K014-2皮膚移植術(死体)
K514-2同種止帯肺移植術
K514-6生体部分肺移植術
K605-2同種心移植術
K605-4同種心肺移植術
K697-5生体部分肝移植術
K697-7同種止帯肝移植術
K709-3同種止帯膵移植術
K709-5同種死体膵腎移植術
K780同種死体腎移植朮
K780-2生体腎移植朮
K922造血幹細胞移植

(4) 急性期以外の特定入院料等算定患者
A106障害者施設等入院基本料
A306特殊疾患入院医療管理料
A308回復期リハビリテーション病棟入院料
A308-3回復期リハビリテーション病棟入院料
A308-3地域包括ケア病棟入院料
A309特殊疾患病棟入院料
A310緩和ケア病棟入院料
A400短期滞在手術等基本料「3を除く」

(5)その他厚生労働大臣が別に定めるもの

DPC対象病院の基準について

DPC対象病院となるためには、次のように基準が設けられています。

(1)A100一般病棟入院基本料、A104特定機能病院入院基本料(一般病棟に限る)、A105専門病院入院基本料について7対1入院基本料または10対1入院基本料に係る届出を行っていること。

(2)A207診療録管理体制加算の届出を行っていること。

(3)「退院患者調査」、「特別調査」に適切に参加し、入院患者および外来診療データを提出すること

(4)上記(3)の調査において適切なデータを提出し、かつ調査期間(1ヶ月当たり)のデータ/病床比が0.875以上であること。

(5)「適切なコーディングに関する委員会」を設置し、年4回以上(開催月と同月内に2回以上開催した場合、2回目以降は当該基準である4回には含めない)開催すること。

適切なコーディングに関する委員会について

DPC対象病院の要件中には年4回以上開催することと改められました。この委員会の内容については、規定上では明示されていません。しかし、適切なコーディングを行うために設けられますので、DPCコーディングについての周知を図ることが目的と解釈されます。

DPC対象病院で働いている診療情報管理士に問い合わせしたところ、医療資源を最も投入した傷病名が適切だったのか、また請求額と実際にかかった費用との間で大きな差額があったかなどのテーマとして開催されています。

また、DPCに関する分析内容を提示したり、DPCに関するトピックス等も報告するなど情報提供も行っている医療機関もありました。

コーディング委員会は、医療資源病名や分析・統計などを報告するテーマが大きく関わっていると認識させられました。

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