出来高病院の場合だと、MDCコードがなくMDC別平均在院日数を作ろうと思ってもなかなかできないですよね。
MDC別平均在院日数があれば、厚生労働省が提供するMDC別平均在院日数(医療機関)と比較出来るのになーって思って、時間を見つけて考えました。
厚生労働省より診断群分類(DPC)電子点数表(平成29年2月15日更新)を使って独自エクセルを作りました。
ダウンロード先:MDC別変換テーブル
様式1もしくは疾病統計のICDを使って簡単にMDCコードに振り分けて、在院日数を出し上げてMDC別平均在院日数を作成することが出来ました。
MDC別平均在院日数を作成するには条件が1つあります。
1.ICD,入院日、退院日のデータが入っていること。(疾病統計でも、様式1でも構わないです。ICDと入院日と退院日が入っていば構わないです。)
MDC別変換テーブルをダウンロードしてMDC別平均在院日数を作って、病院との比較が出来たら違った一面が見られて楽しいですよ。
目次
やり方
入退院日、在院日数、ICD、病名が入っているエクセルです。
先ほどダウンロードしたMDC別変換テーブルをシート2に貼り付けます。
貼り付け終えたら、今度は項目名を入れます。①ICDコード、②MDCコード、③分類コード、④MDC6桁、⑤MDC分類名称、⑥MDC名称
①ICDコード
IDCコード欄にfx関数を押してLOOKUPと検索します。
検査値、配列を選択します。
検査値はICDコードにします。
範囲は先ほど貼り付けたシート2のA2を全選択します。
関数式入力終えたら、下までドラッグします。これで①ICDコード終えました。
②MDCコード
MDCコード欄でfxボタン(関数式)を押して、VLOOKUP検索し選択します。
検索値は、ICDコードを選択します。
範囲は、先ほど貼り付けたAからCまで全選択します。
列番号は、3にします。(先ほど貼り付けた列3を探してほしい。という意味です。列3はC項目列なのでMDCコードの項目の中から探す。)
検索方法はFALSEと入力します。(FALSEは完全一致でお願いね!という意味です。)
関数式入力終えたら下までドラッグします。
③分類コード、④MDC6桁、⑤MDC分類名称、⑥MDC名称は、②MDCコードと同じやり方でVLOOKUPを使います。
③分類コード(列番号4)
MDC振り分け完了 テーブル化へ。
MDC振分終えました。どうでしたか。出来ましたでしょうか。
これをテーブル化にします。挿入タブのテーブルを選択します。
メッセージが出るので、OKボタンを押す。
これでテーブル化できました。
ピボットテーブル作成。
挿入タブのピボットテーブルを押す。
メッセージが出るのでOKボタンを押すと新しいシートへ移動になります。
右側に一覧がありますので、MDC分類名称をクリックしながら「行」まで、もっていきます。
データ識別番号を「値」までもっていきます。
もっていったデータ識別番号を合計から個数カウントに変更します。
↓矢印をクリック、値フィールドの設定を選択します。
在院日数を「値」までもっていき、値フィールドの設定を選択して、「平均」を選びます。
平均/在院日数の値を小数点第1まで表示にします。
これで出来上がりました!!