DPC導入の影響評価に係る調査の実施説明資料平成30年4月6日時点【様式1】から、これだけは押さえておきたい!というのをまとめました。
目次
療養病棟
療養病棟へ入院し療養病棟入院基本料を算定している期間。
要介護度
入棟日が2018年4月1日以降の場合に必須。(それ以前に入棟した場合は入力はいらない。)
0 無
1 要支援1
2 要支援2
3 要介護1
4 要介護2
5 要介護3
6 要介護4
7 要介護5
8 申請中
9 不明
要介護情報
入棟日が2018年4月1日以降の場合に必須。(それ以前に入棟した場合は入力はいらない。)
- 算定開始日
療養病棟入院基本料の算定開始日を入力。 - 算定終了日
療養病棟入院基本料の算定終了日を入力。
低栄養の有無
【算定開始時・算定終了時】
低栄養状態とは、以下のいずれかに該当する状態をいう。
- 1.療養病棟入院基本料算定開始又は算定終了日を含む7日以内血液検査において、血中アルブミン値が3.0g/dl以下であるもの。
- 2.経口摂取が出来ない。
中心静脈栄養、経鼻胃管・胃瘻等による経管栄養を実施しているもの。
ありの場合は1
なしの場合は0
摂食・嚥下機能障害の有無
【算定開始時・終了時】
摂食・嚥下機能障害の状態とは、以下のいずれかに該当する状態。
- 1.発達遅滞、顎切除及び舌切除の手術又は脳血管疾患等による後遺症により摂食又は嚥下機能障害があるもの
- 2.内視鏡下嚥下機能検査又は嚥下造影等によって他覚的に嚥下機能の低下が確認できるもの(明らかな誤嚥を認めるため又は認知機能の低下のため検査を安全に実施することが困難である場合を含む。)
手術基幹コード
平成30年4月1日以降に実施した手術については、STEM7(外保連手術試案の手術基幹コード)を登録する。
平成30年3月31日以前に実施した手術は入力してもかまわない。(入力してもかまわないのなら、登録しません笑)
STEM7の内容については、メールで問い合わせること。(電話での質問はしていない。)
【連絡先】一般社団法人 外科系学会社会保険委員会連合 事務局
回復期リハビリテーション病棟入院料
回復期リハビリテーション病棟入院料を算定している期間。
【入棟時・退棟時の体重】
平成30年度においては任意入力。
SOFAスコア・pSOFAスコア 特定集中治療室/敗血症
- 特定集中治療室への入室日が 2018年4月1日以降の場合に必須とする。
- 敗血症治療開始日当日が 2018年4月1日以降の場合に必須とする。
それ以前(2018年3月31日以前)は、入力しなくてよい。
一連となる7日以内の再入院について
これ本当に厳しくなりましたね。
前回入院の「医療資源を最も投入した傷病名」と今回入院の「入院の契機となった傷病名」から決定される診断群分類番号(14桁)の上2桁(主要診断群(MDC))が前回入院と今回入院で一致した場合
前回入院の「医療資源を最も投入した傷病名」と今回入院の「医療資源を最も投入した傷病名」から決定される診断群分類番号(14桁)の上6桁(下図①疾患コード)が前回入院と今回入院で一致した場合
今回入院の「入院の契機となった傷病名」に、定義テーブルにおいて診断群分類毎に定める「医療資源を最も投入した傷病名」欄に掲げるICDコード以外のICDコードを選択した場合、又は上6桁が診断群分類「180040手術・処置等の合併症」となるICDコードを選択した場合も一連とみなす
Hファイル
作成対象入院料
・一般病棟入院基本料(急性期一般入院基本料のみ)
・7対1特定機能病院入院基本料(一般病棟のみ)
・10対1特定機能病院入院基本料(一般病棟のみ)
・7対1専門病院入院基本料
・10対1専門病院入院基本料
・救命救急入院料
・特定集中治療室管理料
・ハイケアユニット入院医療管理料
・脳卒中ケアユニット入院医療管理料
・地域包括ケア病棟入院料(医療管理料も含む)
重症度、医療・看護必要度に係る評価票の判定対象:(TAR0010)
当該実施日に該当するものを以下表から選んで入力。
値 内容
0 重症度、医療・看護必要度判定対象
1 短期滞在手術等基本料算定症例
2 年齢が 15 歳未満
3 産科の患者
4 外泊日(0 時から 24 時の間の外泊)
5 退院日(入院した日に退院した場合は除く)
これって、EF・様式1で分かるんじゃないの?って突っ込みたくなります。。。余計な項目を増やさないでください(泣)
この当記事のまとめ
2018年4月1日から入棟した場合必須
- 療養病棟
- 手術基幹コード
- SOFA・pSOFAスコア
任意入力
- 回復期リハビリテーション【入棟時・退棟時の体重】
一連となる7日以内の再入院については変更になったので、確認しておきたいところですね。