対象の手術
第7款 胸部
第8款 心・脈管等に含まれる胸腔及び縦隔内の手術が評価の対象
K488(試験開胸術)定義に当てはまるか否かで判断。*胸腔に達していなければ評価対象にならない。
胸腔鏡手術の途中で開胸手術に切り替えた場合は開胸手術の評価対象になる。
胸腔にある内蔵
胸腔にある内蔵といえば、心臓、肺が代表的。これ以外に食道、気管と気管支、胸腺、心臓に出入りする太い血管(大動脈、大静脈等)などがある。
対象外の手術
胸腔鏡下に行われた手術。→胸腔鏡・腹腔鏡手術へ評価対象になるか検討すること。
胸腔に達しない場合は評価対象にならない。
D416(臓器穿刺、組織採取)→C項目共通事項「検査又は処置のみを実施した場合には評価の対象とならない」
評価の対象期間
開胸手術・・・7日間
手術が終了した日を手術当日として評価開始。(H28.3.31質疑解釈通知より)
例)
10/1 手術開始時刻22:00
10/2 手術終了時刻02:00
10/2から10/8まで評価を行う。
C項目 手術等の医学的状況 開胸手術
1.項目の定義
開胸手術は、胸壁を切開し胸腔に達する方法(胸骨正中切開により縦隔に達するものも含む)により手術が行われた場合に評価する項目である。
2.選択枝の判断基準
なし・・・当該項目の定義に該当する手術が実施されなかった場合及び当該手術当日より7日間を超えた場合をいう。
あり・・・当該項目の定義に該当する手術が実施された場合に、術当日より7日間のことをいう。
3.判断に際しての留意点
胸腔鏡下に行われた手術は含めない。
注意
①開胸手術
②骨の手術
③胸腔鏡・腹腔鏡手術
上記①~③の手術にいずれにも該当せず、全身麻酔・脊椎麻酔下で手術を行った場合は「全身麻酔・脊椎麻酔の手術」で評価になるか検討すること。
質疑解釈
【一般病棟用の重症度、医療・看護必要度】 平成28年度 質疑解釈 2016/3/31
【一般病棟用の重症度、医療・看護必要度】 平成28年度 質疑解釈 2016/4/25
【一般病棟用の重症度、医療・看護必要度】 平成28年6月14日
【一般病棟用の重症度、医療・看護必要度】 平成28年6月30日