平成30年度「DPC導入の影響評価に係る調査」実施説明資料(平成30年3月6日時点)出ましたね!
出たら、必ず目を通すようにしているんですが、その中のQ&A変更や新しく追加になったのをピックアップしました。
A000020 入院情報
Q.社会福祉施設、介護医療院からの入院はどこに該当するのか。
A.いずれも「5.介護施設、福祉施設に入所中」とする。
介護医療院ってなんだ?
介護医療院は要介護者に対し、「長期療養のための医療」と「日常生活上の世話(介護)」を一体的に提供する。(介護保険法上の介護保険施設だが、医療法上は医療提供施設として法的に位置づける。)
ざっくり言うと、要介護高齢者の長期療養・生活施設。
介護医療院の施設は2パターンがあって、
- 重篤な身体疾患を有する者及び身体合併症を有する認知高齢者等。
- 1より比較的安定した者。
Q:一般病棟から精神病棟へ転棟した場合、自傷行為・自殺企図の有無は入力するのか。
A:転棟症例の場合、精神病棟グループの期間を含む親様式1、子様式1のいずれも入力必須。
又、親様式1と子様式1の値は同一となる。
A001020 患者プロファイル/喫煙指数
Q:加熱式たばこはどのように扱えばよいか。
A:紙たばこと同様に取り扱う。
加熱式たばこって?
加熱式たばこ(英: heated tobacco products)はタバコを燃焼させずに加熱するものである。タバコ葉を加熱し、ニコチンを含むエアロゾルを生成する。こうした製品は喫煙行動の特徴をもっている。燃焼製品に似せて設計されている。
有名なのが、アイコス(iQOS)ですね。(私だけかもしれませんが、アイコスの特有ニオイ苦手なんですよね。。。)
ICD10についてのQ&A
Q:R コードを使用してもよいか。
A:R コードのほとんどは病名ではなく徴候や症状である。通常の診療では、何らかの診断名が確定するという前提であるが、あらゆる事実を調査したが確定に到らなかった、一過性のもので原因が特定できなかった等、R コードを付与するためにはかなり厳しい条件がある。
条件については、ICD-10(2013 年版)第 1 巻、第 XVIII 章、751 頁等を確認すること。入院時併存症、入院後発症疾患には使用してよいが、医療資源を最も投入した傷病名 ICD-10 コードに以下のコードを用いてはならない。
・詳細不明の寄生虫症(B89)
・他章に分類される疾患の原因である連鎖球菌及びブドウ球菌(B95)からその他及び詳細不明の感染症(B99)
・心拍の異常(R00)からその他の診断名不明確及び原因不明の死亡(R99)まで(但し、鼻出血(R040)、喀血(R042)、気道のその他の部位からの出血(R048)、気道からの出血、詳細不明(R049)、熱性けいれん(R560)、限局性発汗過多(R610)、全身性発汗過多(R611)、発汗過多、詳細不明(R619)及びブドウ糖負荷試験異常(R730)を除く。)
A007010 手術情報
Q:輸血は手術情報に入力が不要であるが、入力しても構わないか。又、輸血とは K920 のみをいうのか。
A:入力してはいけない。輸血とは K920 のみをいう。
Q: 施設基準の届出を行っていない手術を実施した場合、様式 1 に入力すべきか。
A:入力してはいけない。
まとめ
輸血情報、今まで登録してたんですよね。これからは入力したらいけないのか。注意していかないと。エラー対象になりそう。
Q&Aを見落としているとエラー対象になりやすいので、注意していきましょう。