中医協総ー5よりデータ提出加算についての資料がありました。その中で一番気になったのをピックアップしました。
DPCデータの見直し
様式1の見直し
【簡】:入力の簡素化
【新】:新規追加項目
無印:既存項目の変更、その他
【新】SOFAスコア
医療資源病名、併存症、続発症、入院契機傷病名として敗血症のコーディングを行う患者についてSOFAスコア(小児はpSOFAスコア)を診断時に測定
【新】SOFAスコア
特定集中治療室管理料1,2を算定する患者の入室時に測定
【新】手術基幹コード
手術を行った患者については、Kコードと対応するSTEM7コードを入力
【簡】自殺企図の有無
一般病棟/その他病棟グループに入院する患者については、必須入力である当該項目の入力を任意とする。
【簡】癌取扱い規約に基づくがんのStage分類
食道癌の患者は入力不要とする。
【簡】心不全患者/血行動態的特徴
心不全の患者で入力必須であった、心不全の発症時期、心拍数、心調律は入力不要とする。
【新】要介護度
療養病棟に入院する患者については、要介護度を追加する。
【新】要介護情報
療養病棟に入院する患者については、低栄養情報、摂食嚥下機能障害を追加
【簡】がん患者/UICC TNM
療養病棟入院基本料を算定する患者については、入力不要とする。
【簡】がん患者/Stage
療養病棟入院基本料を算定する患者については、入力不要とする。
高齢者情報
認知症高齢者の日常生活自立度判定基準を、現在5段階のものを3区分に分類しているため、5段階で収集する。
FIM
回復期リハビリテーション入院料を算定する患者については、現在入力が任意であるが必須項目とする。
データ様式の見直し
E/F 病棟コード 全患者
医療機関の独自コードを入力されており、データの解析が困難であったため定義を変更する。
外来EF 患者基本情報全患者について、性別、生年月日、レセプトに記載する病名の情報を入力
現在は請求情報しか収集しておらず、解析が困難であったため、項目を追加する。
H 重症度、医療・看護必要度判定に必要な項目に修正
必要度の判定対象とは一部異なる情報を収集(退院日の情報など)していたものをデータ作成不要とする。
様式3 病棟情報 病棟情報を反映させるため各病棟の主な入院基本料情報を入力
急性期病棟以外についてもデータ分析が求められており、各病棟についての基本的な情報を取集するため。
まとめ
・新規項目がほぼ決定したようです。特にやっかいなのが「SOFAスコア」。
・医療資源病名、併存症、続発症、入院契機傷病名として敗血症のコーディングを行う患者についてSOFAスコア(小児はpSOFAスコア)を診断時に測定。すなわち敗血症という病名があればSOFAスコア必須になるそうです。
・医療資源病名、併存症、続発症、入院契機傷病名として敗血症のコーディングを行う患者についてSOFAスコア(小児はpSOFAスコア)を診断時に測定。すなわち敗血症という病名があればSOFAスコア必須になるそうです。