外来の待ち時間をエクセルで統計をやってみた。

外来の待ち時間をエクセルで統計出来ないか?と依頼がありました。
今あるデータは日付、受付時刻、診察時刻しかないけどそれをどうにかして待ち時間の統計をして欲しいと言われ、外来の待ち時間統計をやってみましたので、報告をさせて頂きます。

*受付時刻・・・窓口で受付をした時間。
*診察時刻・・・診察開始となった時間。

日付と受付時刻と診察時刻しかないデータをどうやって統計を出すんだろう。まずは開いて考えてみなきゃ。

曜日ごとに分けて、30分を単位として統計をしてみたら面白いんじゃないかと!意味あるデータになるのでは?!と思い実行しました。
(月曜日から金曜日までとして、0-30分間、30-60分間、60-90分間・・・・といった統計)

待ち時間の求め方

このデータは、説明しやすいように加工、修正してあります。

待ち時間を出すには、診察時刻と受付時刻を引けば、待ち時間を出せるのでやってみました。
待ち時間=診察時刻ー受付時刻

これで待ち時間を出せました。これを下まで計算を求めます。

曜日の求め方

次に関数を使って曜日を出します。
関数式はTEXTを使います。

日付の横にセル挿入します。挿入したセルの項目に曜日と入力します。

Fxボタンをクリックし、TEXTと検索しTEXTを選びます。

値は日付(2016/01/04)を選択して、表示形式はaaaaと入力します。

そうすると、2016/01/04は月曜日と分かりました。下まで計算を求めます。
~プチ情報~
表示形式のところを
aaa・・・月
aaaa・・・月曜日
(aaa)・・・(月)
ddd・・・Mon
dddd・・・Monday
となります。

 

これで、曜日と待ち時間が分かりました。

30分単位の表示を求める。

次は30分単位として求めます。
関数式はIFを使います。

待ち時間の横に30分単位として入力します。

関数式IFを検索しIFを選択します。

最初にIFを使って0-29分間を求めます。求めたら下まで計算します。

論理式・・・待ち時間<TIME(0,30,0)
「*TIME(時、分、秒)」
真の場合・・・"0-29分間"
偽の場合・・・""

と求めます。

0-29分間表示が出来ました。このやり方で30-59分間、60-120分間・・・・を求めます。

先ほど入力した、IF関数の偽の場合””の所を消して、新しくIF関数式を入れます。
30-59分間表示したい場合は、
論理式・・・待ち時間<TIME(0,30,0)
「*TIME(時、分、秒)」
真の場合・・・"0-29分間"
偽の場合・・・IF(E2<TIME(0,60,0),"30-59分間","")

と入力し求めます。求めたら下まで計算します。

これを2時間まで求めてみます。
=IF(E2<TIME(0,30,0),"0-29分間",IF(E2<TIME(0,60,0),"30-59分間",IF(E2<TIME(1,30,0),"1時間-1時間29分",IF(E2<TIME(2,0,0),"1時間30分-1時間59分",""))))

これで、2時間までの30分単位表示が出来ました。残りの空白は、2時間以上と表示にしておきます。

オートフィルタで空白のみを選択します。

 

これで待ち時間空白セルのみを表示出来ました。待ち時間空白セルの所に2時間以上と入力しておきます。

待ち時間のフィルタを全部表示にしておきます。

 

これで処理終えました。
後は、曜日ごとの集計、グラフ化をします。

曜日ごとの集計。

挿入タブのテーブルボタンをクリック。

これで、テーブル設定終えました。

挿入タブのピボットテーブルを選択。

OKボタンを選択する。

ピボットテーブルへ移動出来ました。

曜日ごとの集計をしたいので、
行・・・曜日、30分単位
値・・・待ち時間
と設定しておきます。

これで、曜日、30分間単位の集計が簡単に出来ました。ピボットテーブルって優れものですね!

グラフにしてみたよ。

グラフ化しやすいように、データを入力します。

当院に見合ったグラフを出します。
例としてグラフにしてみました。

これは、すごく見やすくていいね!って褒められました。水曜日がダントツ多いんだね。患者数も多いしそれの影響で待ち時間があるんだね。対策しやすくていいね。(今回使ったデータは、加工、修正してあります。*ネット向け)

まとめ

曜日の出し方は、エクセルのTEXT関数で求める!

30分単位表示にするには、IF関数で求める!

曜日ごとの集計は、ピボットテーブルで扱う!

グラフ化しやすいように、別のセルでデータを入力しグラフにする!

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