「マジカルナンバー(7±2)」を使ってプレゼンすると、理解しやすくなるという傾向があります。
この法則は、アメリカの認知心理学者であるジョージ・ミラーが提唱した「マジカル・ナンバー」に基づくものです。
ジョージ・ミラーは、人間が瞬間的に記憶できる情報量の限界は「7±2」であることを発見した。このことをマジカル・ナンバーと言います。
ジョージ・ミラー(George Armitage Miller, 1920年2月3日 - 2012年7月22日)は、アメリカ合衆国の心理学者。プリンストン大学教授。
ロックフェラー大学、マサチューセッツ工科大学、ハーヴァード大学でも教授をつとめ、オックスフォード大学ではフェローとして研究し、アメリカ心理学会の会長も歴任した。
彼は、短期記憶の容量が7±2であることを発見し、この研究は認知心理学の先駆けのひとつとなった。ユージン・ギャランター、カール・プリブラムとの共著「プランと行動の構造」は認知心理学の誕生を告げるマニフェストとも言われる。
また、概念辞書の先駆けであるWordNetプロジェクトを主導したことによって、言語学、計算言語学、自然言語処理、オントロジーなどの分野でも著名である。
1991年には、アメリカ国家科学賞を授与されている。
2012年7月22日、死去。92歳没。Wikipediaより引用
マジカル・ナンバー(7±2)ってどうやってすれば?
もし、9枚以上を超えて資料作成しプレゼンすると、よく分からないプレゼンになりますし、無駄に時間を奪いますし、時間効率も悪くなり、良くないプレゼンになります。
プレゼンの内容が「7±2」を超えると、内容を理解することが難しくなります。
プレゼンを聞く人たちは、はじめて接する情報です。どんなに優秀な人物でも、プレゼンの内容が「7±2」を超えると、その場でプレゼンの内容を理解することが出来なくなってしまうのです。
なので、7-2=5枚以上、7+2=9枚まで資料を作成してプレゼンするように心がける。
そうすることによって理解し義になるやすくなります。3分程度で終われば有意プレゼンになりますし、時間効率もよくなります。
ただし、5~9枚に収めるために、1枚の内容に無理やり情報を詰め込むのはNGです。1枚1枚の内容をシンプルにするのが鉄則。
プレゼン資料は、ほぼこのパーツ。
大きく分けて、4つのパーツになります。
1.表紙
2.これからあげる項目(次に繋げる話題)
3.本編(7±2)
4.想定FAQ(アペンディックス)
例として、診療録管理体制加算取得に向けてプレゼンします。
1.診療録管理体制加算取得するには?
2.①施設基準について
②退院時サマリ9割以上達成するための案
3.本編(7±2)でまとめる。(マジカルナンバーで攻める!)
4.質問がありそうなのをまとめる。なぜ9割以上なのか?医師事務が作成代行してもいいのか?9割以上満たせなかったら?等々。
もし、4を抜けていたら、ほぼ質問がしてきます。質問されたらすぐ答えればいいのですが、答えられなかったら気まずくなりますよね。
といったプレゼン資料パーツが、一番理解しやすいです。
日本にもマジカルナンバー?
日本では、昔から7という数字にはかぞえきれるほどの意味があり、8という数字には数えきれないほどの意味があります。
なくて七癖は、どんな人間でも数えきれるくらいは癖がある。ということを表しているので「7」
八百屋は、数えきれないほどたくさんの野菜があるという意味なので「8」
昔の人はちゃんと意味合いをもって言葉やことわざなどを作ったのですね。
まとめ
プレゼンするにはマジカルナンバー(7±2)が最適。
プレゼンパーツは4つ。①表紙、②これからあげる項目、③本編(7±2)、④想定FAQといったパーツ構成。