K939-2【術中血管等描出撮影加算】とは、脳神経外科手術時においてジアグノグリーン(インドシアニングリーン)又はアミノレブリン酸塩酸塩を用い、赤外線照射による蛍光測定を行ったときに、「術中血管等描出撮影加算」を算定出来ます。
なお、単にX線用、超音波用又はMRI用の造影剤を用いたのみは算定出来ない。
例題
脳動脈頸部クリッピング術実施時、手術使用薬剤に「インドシアニングリーン」画像フィルム算定あり。
ポイント
蛍光測定等により血管や腫瘍等を確認したのではないかを確認する。
インドシアニングリーンの目的は、動脈瘤の不完全遮断や正常血管の狭窄や閉塞を確認するために用います。
結果
術中に動脈瘤の不完全遮断の有無を確認するため、インドシアニングリーンを使用し血管撮影を実施したので、500点を算定。
プラス500点。
疑義解釈
問3術中血管等描出加算はどのような場合に算定するのか。
現時点では、脳神経外科手術においてインドシアニングリーンを用いて、蛍光測定等により血管や腫瘍等を確認した際に算定する。単にX線用、超音波用またはMRIの造影剤を用いたのみでは算定できない。
平成24年5月18日 厚生労働省より引用